コラム

健康のバロメーター:尿

2022/09/22

尿は腎臓で血液がろ過されてつくられています。腎臓のろ過装置である糸球体には無数の小さな穴が空いています。そこで血液が濾されて原尿(尿のもと)が1日に約150~160リットルもつくられているのです!腎臓は働き者ですね~!

 
大量につくられた原尿の中でも1.5~1.6リットル(約1パーセント)が尿となり体外へ排出されています。残りは再吸収されてまた血液の循環へと戻っていきます。腎臓は尿を通して老廃物や余計な水分を捨てる大切な浄血・調整器官なのです。

ですから頻尿もよくありませんが、尿が出なくなるのはもっと危険で命に関わります。現代医学では腎臓が正常に機能しないために人工透析をするわけです。千坂メソッドでは尿は「1日4~5回ビールのような濃い色のもの」を理想としています。

腎臓に負担をかける代表が甘いものや果物の陰性×酸性です。これらは糸球体をゆるませたり、陰性×酸性の糖は血管を傷つける(糖化)原因になります。糖尿病によって腎臓がやられてしまう例がわかりやすいでしょうか。
 
また、千坂メソッドでは体験的に大豆、乳製品、小麦、蕎麦など陰性×酸性のタンパク質に加えて、魚や鶏肉のタンパク質が腎臓に負担をかけやすいとみています。これらのタンパク質は腎臓に目詰まりをおこしやすく、特に甘い物と魚の相性は最悪です。

腎臓の回復には大根の長時間煮がぴったり!これからの季節は美味しいものが出回ってきますね!皮をむかず、アクを抜かず、なるべく切らず梅干味でコトコト煮込みます。まずは3~4時間からでもバッチリです。ぜひ、お試しください♪