よく聞く「遠赤外線」って、どういうもの?
今回のテーマである「遠赤外線」について、わりと耳にする機会があるものの、実際に「遠赤外線とは……」と説明できる人はそれほど多くないのではないでしょうか。
“身体を温める作用がある”、“遠赤外線でポカポカ”といったイメージが一般的ではないかと思われますが、今回はその遠赤外線の特徴や性質、“身体を温める”といわれる理由などについて考えていきたいと思います。
太陽から放射される光線は、その波長の長短によって分類されています(下図参照)。
これらの光線の波は総称して電磁波と呼ばれており、可視光線のみ人の目で認識することができます。
可視光線の中で、最も波長の長い赤色よりさらに波長が長い電磁波が「赤外線」で、同様に可視光線の中で最も波長の短い紫色より波長が短いのが紫外線となります。
赤外線はさらに、波長によって近赤外線、中間赤外線(近赤外線に分類されることもあります)、遠赤外線に分類され、遠赤外線は波長がおよそ3~1000μm(ミクロン)とされています。ちなみに近赤外線の波長はおよそ0.75~3μmです。

赤外線はさらに、波長によって近赤外線、中間赤外線(近赤外線に分類されることもあります)、遠赤外線に分類され、遠赤外線は波長がおよそ3~1000μm(ミクロン)とされています。ちなみに近赤外線の波長はおよそ0.75~3μmです。
なぜ遠赤外線は「身体を温める」といわれるのか?
遠赤外線は、それ自体は熱を持っていません。また、遠赤外線は物質の表面の約数mmで吸収され、実は物質の深部まで直接は届かないということも分かっているといいます。
それではなぜ “遠赤外線効果で温まる”といったことが言われているのでしょうか? ここからは少し専門的な話になりますが、金属以外のほとんどの物質は遠赤外線を吸収しやすく、またこれら物質の分子振動の振動数の領域は、波長に換算すると遠赤外線の波長域(3~1000μm)とほぼ一致するといいます。そのため、金属以外の物質は遠赤外線を照射されると分子振動が共鳴して“熱振動”が瞬時に起こり、短い時間で物質の温度を上昇させるのです。
また「吸収率=放射率」の法則より、物質は遠赤外線を吸収すると同時に放射しています。したがって物質の温度を上げる(熱を加える)と、物質内部の熱振動が活発化してその振動数に応じた遠赤外線が放射される(=電磁波が放出される)ということになります。
遠赤外線自体に物質を内部から温める性質はないものの、効率の良い熱伝導によって速やかに内部にまで熱が伝わるため、“内部から温める”と認識されているといえるでしょう。
一般的な遠赤外線ヒーターなどの機器では、3~25μmの波長帯の遠赤外線が用いられていることが多いようです。金属以外のほとんどの物質において熱振動を起こす振動数の領域が2.5~25μmということですので、熱を生み出す遠赤外線の機器として対応する波長帯が用いられている事が分かります。
「遠赤外線で体が温まる」というのは、こうした仕組みを取り入れた遠赤外線ヒーターなど加熱式の機器などにおいて、遠赤外線による熱エネルギー変換が効率的に利用された結果と考えることができます。
耳慣れた“遠赤外線効果”の仕組みが少しお分かりいただけたでしょうか。今一度正しく理解したうえで、寒い季節に向けてポカポカ生活を取り入れていきたいですね。
<参考>
一般社団法人日本エレクトロヒートセンター
(ホームページ https://www.jeh-center.org/infrared_genri.html)
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